育毛成分一覧

[医師監修]育毛成分について、知っておきたいあれこれ

本カテゴリーでは、育毛に関する成分について、知っておくべき各種の情報を、医師監修のもとでご紹介していきたいと思います。

育毛に効果があると謳われている成分は、数多く存在し、現在育毛剤に使用されている「育毛成分」は120種類ほどあります。(2019年3月現在)利用する立場として、どれを選んでよいか分からないというのが正直なところでしょう。そこで、こちらでは、医師監修のもと、ポイントとなる知識をまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

注目の育毛成分

多くの育毛剤に含まれる成分として、ビュリクシール、ノコギリヤシ、ヒハツエキスの3種類が挙げられます。これらに共通するのは、天然の植物や食物を原料とする成分でありながら、臨床試験などで有用なエビデンスが示されているという点です。

とりわけビュリクシールに関しては、6ヶ月におよぶ臨床試験において、実に8割の方が毛髪に変化が出たという結果を残しており、また薄毛の予防に関しても、AGA治療薬に匹敵する効果があるとの報告があります。(Journal of Cosmetology & Trichology)

ノコギリヤシもビュリクシールほどではありませんが、AGAの原因である男性ホルモンの働きを抑制する作用があり、フィナステリドなどのAGA治療薬に近い効能が期待できます。

ヒハツエキスは発毛に関するエビデンスはないものの、発毛に大きく関わる、頭皮や毛根まわりの血流改善に関するエビデンスがあり、見逃せない成分となっています。

毛の成長を促す攻め系成分

髪の毛は、毛根にある「毛母細胞」が、頭皮の下にある「毛細血管」から栄養を受け取ることで発毛・育毛が促されます。そのため、「毛母細胞を活性化させる成分」や「毛細血管を広げて血行を良くする成分」が、毛の成長には必要です。

毛母細胞を活性化させるものとしては、以下が代表的です。

  • ステモキシジン
  • トランス‐3,4’‐ジメチル‐3‐ヒドロキシフラバノン(t‐フラバノン)
  • パントテニルエチルエーテル
  • ペンタデカン酸グリセリド
  • 6‐ベンジルアミノプリン

また「成長因子(グロースファクタ―)」という、細胞の新陳代謝を司るタンパク質も育毛に大きく関わりますが、それを補う成分として以下のようなものがあります。

  • アセチルデカペプチド‐3(リジュリン)
  • ツバメの巣エキス
  • ヒトオリゴペプチド‐21(IGF)

そして血行を促進させる成分には、以下のようなものがあります。

  • イチョウ葉エキス
  • エビネエキス
  • Ⅼ‐アルギニン
  • 塩化カルプロニウム
  • オランダカラシエキス
  • サイトカイン
  • ショウブ根エキス
  • セファランチン
  • センキュウエキス
  • センブリエキス
  • チクセツニンジン
  • トウガラシエキス
  • ナイアシンアミド(ニコチン酸アミド)
  • ニンニクエキス
  • ヒキオコシ葉/茎エキス
  • ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド(ピディオキシジル)
  • ミノキシジル

抜け毛を防ぐ守り系成分

抜け毛、とりわけ男性型のAGAの原因と考えられているのはジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンになります。そしてこのジヒドロテストステロンは、一般的な男性ホルモンであるテストステロンに、還元酵素の5αリダクターゼが作用することで、ジヒドロテストステロンに変化してしまうという仕組みになっています。

そのため、抜け毛を防止するには、ジヒドロテストステロン自体を抑制するものや、5αリダクターゼの働きを抑制するものが必要となります。主な成分としては、以下が挙げられます。

  • アセチルテトラペプチド‐3 アカツメクサ花エキス(キャピキシル)
  • エチニルエストラジオール
  • デュタステリド
  • 冬虫夏草エキス
  • ノコギリヤシ
  • ヒオウギエキス
  • フィナステリド

頭皮を健康に保つ土台作り系成分

あらためて申し上げるまでもありませんが、髪の毛というものは頭皮に生えるものです。その土台となる頭皮の環境が悪化してしまっていると、当然ながら髪の毛は生えにくくなってしまいます。

例えば、フケが多い、かゆみが頻繁に起こる、皮脂が大量に分泌されるといった状態では、正常な発毛・育毛がうまくいかなくなる可能性があります。こうした頭皮トラブルを防ぎ、頭皮を健康な状態に保つ成分には、以下のようなものがあります。

皮脂を抑制する成分
  • アスコルビン酸(ビタミンC / ビタミンC誘導体)
  • カシュウ
  • ピリドキシンHCI
保湿に働く成分
  • アセチルグルコサミン
  • アルニカエキス
  • アロエエキス
  • イラクサエキス
  • ウメエキス
  • M-034(海藻エキス(1)、褐藻エキス)
  • オウバクエキス
  • 加水分解F-フコイダン
  • 加水分解エラスチン
  • キナノキ樹皮エキス
  • クロレラエキス
  • ココナッツオイル
  • ゴボウエキス
  • コメヌカエキス
  • コンドロイチン硫酸ナトリウム
  • ジオウエキス
  • シラカバエキス
  • 水溶性プロテオグリカン
  • セイヨウアカマツ球果エキス(マツエキス)
  • ソウハクヒエキス
  • ティーツリー油
  • トウニンエキス
  • ビタミンA油
  • ホホバ(ワックス、油)
  • ポリリン酸Na
  • ユッカグラウカ根エキス
  • リシン
炎症を防ぐ成分
  • イオウ
  • オウゴンエキス
  • カワラヨモギエキス
  • グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルレチン酸)
  • サクラ葉エキス
  • ジフェンヒドラミンHCI
  • セイヨウキズタエキス
  • チンピエキス
  • トウキエキス
  • ビワ葉エキス
  • ユキノシタエキス
  • ローマカミツレ花エキス
菌の繁殖を防ぐ成分
  • イソプロピルメチルフェノール
  • チョウジエキス
  • ヒノキチオール
  • ピロクトンオラミン
  • ボタンエキス
  • ユーカリエキス

できれば少ないほうが良い添加物

育毛材はもとより、洗髪のためのシャンプーなどにも、多くの添加物が配合されています。保存性を高めるための防腐剤や成分同士の“つなぎ”となる活性剤などが代表格です。ただし、これらは場合によって頭皮に刺激を与えたり、アレルギー反応を起こしたりすることで頭皮の状態を悪くすることがありますので注意が必要です。主なチェックポイントは以下の通りです。

  • アルコール:アルコールアレルギーの方や乾燥肌の方は、頭皮トラブルを起こすおそれがあります。
  • 香料:原料となるものへのアレルギーがあると、反応してしまうリスクがあります。
  • 着色料:石油から合成される「タール系の着色料」の場合、かぶれやかゆみを生じる可能性があります。
  • 防腐剤:かぶれを起こす原因となり、特に「パラベン」という成分はその傾向が高いとされています。
  • 酸化防止剤:「トコフェロール」や「クエン酸」など植物由来のものは比較的安心ですが、「dl-α-トコフェロール」や「酢酸dl-α-トコフェロール」など化学合成されたものは頭皮のかぶれや炎症を引き起こす可能性があります。
  • ポリマー:液剤にとろみを出すために使われますが、毛穴を詰まらせることで、頭皮に炎症を引き起こす可能性があります。

育毛剤の成分表示をチェックするポイント

まずは有効成分の表示をすべてチェックしましょう。商品にもよりますが、少ないもので3つ程度、多いものでは6個以上が記載されているはずです。髪にとって、どのような成分なのかをしっかり確認して選ぶことが肝心です。

その上で「その他の成分」もチェック。多くの場合、前半が頭皮や髪に働く成分、後半が添加物というパターンです。概ね最初から5番目くらいまでの成分に目を通せば、主要な育毛成分を把握することができます。ぜひ実践してみてください。

必要摂取量について

育毛剤やサプリメントを使用する祭には、成分の配合量も大切です。販売業者のなかには、成分名を配合していることをアピールするためだけに少量のみ配合しているという手合いも決して少なくありません

とりわけ、育毛に関するものはキチンとエビデンスの確立されている成分を選び、それに基づいた配合量となっているものを選ぶべきです。

逆に、必要摂取量以上を過剰に摂ることも厳禁です。副作用を引き起こして、体調に悪影響を及ぼしたり、頭髪の状態を更に悪化させたりするリスクがあります。

成田先生のコメント

いかがでしょうか?ひと口に、育毛に関する成分といっても、これだけの数があるのです。しかも、それぞれに、違いがありますので、いささか混乱してしまいますね。ですので、ぜひ覚えておいていただきたいオススメ成分として、ビュリクシール、ノコギリヤシ、ヒハツエキスの3種類を挙げておきます。

先にも述べました通り、これらは植物・食物由来でありながら、エビデンスがしっかり確立されており、摂取量もキチンと算出されています。サプリメント選びの際は、これらを含んだもの、なおかつ必要な摂取量が配合されているものを選ぶというのが、一番間違いのない方法と言えます

主要な育毛成分

ここからは、育毛に効果があるとされている主要な成分についての概略を一覧でご紹介します。より詳しい内容は、それぞれのリンク先ページでご覧いただけますので、ぜひご一読ください。

ビュリクシール

6種類の天然由来オイルを厳選し適宜配合して生まれた成分です。6ヶ月の臨床試験において、実に8割の方に発毛効果が出たというエビデンスが確立されており、また男性薄毛症AGAの原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成量抑制効果も確認されています。

ビュリクシールの育毛効果を詳しく

ノコギリヤシ

かねてより育毛に効果があるとされてきた成分ですが、日本国内ではあくまでも食品扱いですが、海外では医薬品として認定されており、AGA患者100名を対象にした臨床試験において、AGA治療薬に匹敵する発毛効果を発揮したというエビデンスが確立されています。

ノコギリヤシの育毛効果を詳しく

L-アルギニン

栄養ドリンクや精力剤などでお馴染み。成長ホルモンの分泌や血流を高める作用、アンチエイジング効果、免疫力のアップといった効果が望めますが、発毛エビデンスは確立されていません。ただし薄毛の予防効果という面で期待がもてる成分です。

L-アルギニンの育毛効果を詳しく

亜鉛

牡蠣やナッツ類、ココアや抹茶などでお馴染みの栄養素になります。英国の学会が発表したデータとして、ジヒドロテストステロン(DHT)の発生を抑制できるとされていますが、ヒトに対する臨床試験ではなく、培養細胞を用いた実験によるものである点に注意が必要です。

亜鉛の育毛効果を詳しく

ミレットエキス

イネ科の植物由来の精製エキスでシスチン(L―シスチン)というアミノ酸が豊富に含まれています。特徴が注目されてからまだ日が浅く、明確なエビデンスは確立されていませんが、海外では既に一定の人気を得ています。

ミレットエキスの育毛効果を詳しく

L-リジン

必須アミノ酸のひとつで、私たち人間の身体には不可欠なタンパク質の材料となる成分です。育毛や発毛に関する明確なエビデンスというものは、まだ確立されていませんが、イギリスのバイオテクノロジー企業での研究などが進められています。

L-リジンの育毛効果を詳しく

フィッシュコラーゲン

煮魚などのゼラチン状の物質でお馴染み。アミノ酸の集合体であり、血流改善などアンチエイジングには欠かせない成分です。皮の環境改善や、毛根へ必要な栄養を届けるといった働きが期待できますが、明確なエビデンスはまだ確立されていません。

フィッシュコラーゲンの育毛効果を詳しく

ヒハツエキス

東南アジアに分布するコショウ科の植物で、薬用にも用いられてきた歴史があります。辛味物質である「ピぺリン」という成分が、血管を拡張して血流を向上させるというエビデンスが確立されています。直接育毛に作用するとは言い切れませんが、間接的な効果が期待できます。

ヒハツエキスの育毛効果を詳しく

ケラチン加水分解物

髪の毛の構成成分であるケラチンに加水分解という処理を行って体内に吸収されやすくしたもの。育毛にも効果が期待できるように思えますが、明確なエビデンスは、まだ確立されていません。今後の研究が待たれているという感じです。

ケラチン加水分解物の育毛効果を詳しく

ビタミン類

人間の身体に必須な栄養素ですが、単体での発毛エビデンスは確立されていません。ただし、ビタミンB3とビタミンB7をノコギリヤシとミックスしたサプリメントでは、患者の6割に発毛効果が発揮されたという臨床危険結果が出ています。

ビタミン類の育毛効果を詳しく

イソフラボン

大豆や豆腐、豆乳などでお馴染みの、タンパク質を豊富に含む成分です。カプサイシンとイソフラボンと一緒に摂取することで、育毛効果を発揮するという効果が報告されています。また前立腺がん予防の臨床実験で、DHT(ジヒドロテストステロン)の抑制効果が報告されています。

イソフラボンの育毛効果を詳しく

ナツシロギクエキス

欧米では古くから薬用ハーブとして用いられています。近年ではパルテノライドという成分が、ヘアサイクルを正常に戻す働きがあるとされ、大阪大学の研究チームによって、約8割に頭頂部の毛が増えるなどの効果が見られたという報告もなされています。

ナツシロギクエキスの育毛効果を詳しく

カプサイシン

トウガラシなどに含まれる辛味の元であり、発熱効果や発汗効果、血行増進などの効果で知られます。豆腐などに含まれるイソフラボンと一緒に摂取すると、育毛効果を発揮するという効果が、エビデンスとして確立しています。

カプサイシンの育毛効果を詳しく

菊芋

主成分であるイヌリンという物質が糖尿病や高血糖値の改善、予防に効果を発揮するとされています。育毛に関するエビデンスはまだ確立されていませんが、そうした効果があるのではないかという研究が進められており、その解明が待たれています。

菊芋の育毛効果を詳しく

高麗人参

滋養強壮で知られ、糖尿病や動脈硬化の予防効果などもあります。育毛効果についてエビデンスは確立されていないものの、脱毛を防ぐ効果については、40名を対象にした臨床試験において、結果が認められたという事例が報告されています。

高麗人参の育毛効果を詳しく

ノコギリヤシ

ビュリクシール

ヒハツエキス

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