医薬品としての育毛剤とは、どんなものなのか….
本カテゴリーでは、育毛剤の中で、医薬品として分類されているものにスポットを当て、特徴や注意点などをご紹介。併せて、主な医薬品の製品ごとの詳細もとりまとめています。
簡単に言えば、医薬品とは、医学的な研究や根拠、臨床試験結果などに基づき、効果が認められているもの、ということになります。医学学会や製薬会社などで研究・製造され、厚生労働省に認可されているのが基本。ただし、近年では、海外製で、厚生労働省に認可されていないものでも、個人輸入代行サイトなどを通じて入手できてしまいます。
医薬品に分類される育毛剤は、効果が大きく期待できる反面、副作用のリスクもあります。とりわけ男性型薄毛症のであるAGA治療薬として用いられるフィナステリドという成分は、勃起不全や精力の減退、精巣痛や精子の減少、発疹や蕁麻疹などを起こす可能性があるとされています。闇雲にただ飲めばよいというものではなく、医師による診断や助言に基づいて服用することが望ましいと言えます。
では、そんな医薬品に分類される育毛剤の製品で、主なものを取り上げてご紹介していきましょう。
男性型薄毛症のAGAの治療薬として知名度の高い飲み薬になります。日本では2005年10月11日に厚生労働省から認可されており、MSD株式会社(旧・万有製薬)が販売元となっています。元々は前立腺肥大症や前立腺がんの治療薬として開発されたのですが、患者に投与したところ、発毛効果が見られため、薄毛症の治療薬となったというエピソードがあります。AGA治療の代表的な薬として用いられますが、副作用に注意が必要です。
インドのアフマダーバードに本拠地を持つインタス社(Intas Pharmaceuticals Limited)が手がける、プロペシアのコピー薬になります。インドでは特許保有会社にいくばくかの費用を支払えば、コピー薬を製造販売できるため、その方式で製造されています。主成分もプロペシアと同じフィナステリドであり、効果面も副作用の面も、プロペシアと同等、それでいて価格面ではプロペシアより安価というのが謳い文句となっています。ただし、日本では厚生労働省に認可されておらず、個人輸入代行業者などを通じて買うしかありません。
上記のフィナロと同様、フィンペシアもAGA治療薬の先駆者として知られるプロペシアのインド製コピー薬になります。このフィンペシアとフィナロの違いは製造会社の違いで、フィナロはアフマダーバードのインタス社、一方フィンペシアはムンバイに本社を置くシプラ社(Cipla Limited)が製造販売しています。一時期、発がん性物質とされるキノリンイエローが使用されているとして評判を落としましたが、現在は改善されたとのこと。ただし、フィンペシアも日本では厚生労働省に認可されておらず、個人輸入代行業者などを通じて買うしかありません。
ノコギリヤシ
ビュリクシール
ヒハツエキス
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